私は薪の乾燥は二年間という思いでいるのだが、繊維の詰まっていない杉の場合は一年でいいのだろうか?
その疑問を解決するには、今年の春に薪棚に納めたばかりの、未だ丸一年も経っていない杉の薪をランダムに抜き取り、含水計で検査すれば一目瞭然のはずである。
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そこで、今年は未だ使う予定の無かった杉の薪を、南側に設置し日当たり最高の薪棚から5本抜いてきて検査してみた。
薪棚の上から薪をとるのは簡単だが、薪棚の中から抜くのは、周りのどこからも干渉されていない薪を見つけなければ抜くことができなので、それを見つけるのはなかなか大変で、何とか検体5本を薪棚から抜く事ができた。
しかし、よく見ると、5本の内1本が広葉樹(樹種不明)、3本が杉、1本が松であった。
面倒なのでこのまま検査を進める事にした。
薪は斧で二つに割って中の水分を測定した。
①広葉樹16%
②杉16%
③杉16%
④杉16%
⑤松16%
杉だけでなく全ての薪が20%以下でOKとなったが、ここで一つの疑問。
含水計の数字が全て16というのはおかしくないか?
含水計(二針)が壊れている可能性もあるので、念の為もう一つの含水計(四針)を使用して再測定。
①広葉樹19%
②杉18%
③杉17%
④杉16%
⑤松18%
含水計を変えると多少数字が変わったが、それでも全ての薪が20%以下となる及第点。
以上、薪棚の方角や設置条件などで結果は多少異なると思いますが、杉の乾燥は基本的に一年で十分なのではないでしょうか。
尚、薪に最適とされる、広葉樹の中でも比重の大きい樫や楢になると二年乾燥が必要になるのだと思われます。
この結果が貴方の薪づくりの参考になれば幸いです。
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