今回スキャンサームの薪ストーブを見せてもらいに薪ストーブ屋さんを訪問した副産物として、前から気になっていた情報が手に入った。
それが本日のお題の薪ストーブ設置数約1千万世帯という数字である。
しかし、これは日本のものではない。
ドイツである。
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ネットで時々見るヨーロッパの薪ストーブ工場の様子が、とても日本で売られている薪ストーブの数量に比例しないと思われたので、ヨーロッパの薪ストーブ普及率はどれくらいなんだろうと思ってネットで調べても、なかなか答えを見つけることができなかったのだが、漸く数字が出てきた。
日本についても同様に薪ストーブ普及率は分からないが、目安となる販売数は見つけることができた。
平成7年が4,500台、21年後の平成28年が8,900台となっている。
集計漏れの薪ストーブも当然あるので、どんぶり計算で1年1万台としても30年で30万台にしかならない。
盛って計算してもドイツの1千万台には遠く及ばない。
ドイツ1国で1千万台だとするとヨーロッパ全体の需要はとんでもなく大きい数字になる。
だから次から次へと新しい薪ストーブが開発され、量産されるのだと思った。
薪に関しても、日本では私のように自分で原木を調達し割って薪にしている人が多いと思うが、ドイツでは設置台数の多さからか自分で原木や薪を調達するのが不可能なようである。
しかし、日本ではホームセンターへ行かないと買えない薪が、スーパーでも買うことができるそうで、日本では10kg600円くらいで売られているが、ドイツでは200~300円で買えるそうだ。
しかし、これはスキャンサームの輸入総代理店1社からの情報で裏を取っていないので、「ドイツに住んでいて薪を買っていた」という方がもしおられましたらコメント頂ければ幸いです。
そして、ビデオにも出ていたが、スキャンサームが公表しているもう1つの数字にも驚かされた。
ドイツでは鋳物の薪ストーブの販売比率が30年前よりどんどん減少し、現在は全体の5~10%とのことである。
つまり、現在の主流は鋼板製薪ストーブということになる。
日本では考えられないが、この現実を受け止めなければならない。
6日間にわたりスキャンサームをお伝えしてきましたが、薪ストーブ屋さんを訪問して2時間弱の取材中に、この話をどう纏(まと)めればいいんだと思いながら聞いていたのですが、なんとかブログにアップすることができました。
皆さんのこれからの薪ストーブ生活のプラスになれば幸いに存じます。
完
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