新館には二台の薪ストーブ設置を予定していて近々工事となるのですが、直前まで角煙道を屋根から20cmほど出して角煙道カバーを載せて、そこから三重煙突を予定していた。
これは山荘に取り付けた仕様と同一となるが、違うのは屋根上の角煙道は水平にせずに屋根の傾斜と同じ四寸勾配として、目立たない物を考えていた。
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ちなみに、こんなイメージになります。
これだと角煙道が目立たず建物の外観への影響が小さいと思ったので、これで行くつもりだったのですが、二ヶ所の内一ヶ所が棟瓦に近過ぎて、どうしても角煙道を高さ45cmの棟瓦よりも高くしないと雨仕舞いが悪くなるという事になったので変更する事にした。
下の図の様に屋根抜き煙突の仕様を 角トップ、チムニー、フラッシング と分類するなら、
(イラストはhttp://greenhood.jp/knowledge-b.htmlより拝借しました)
最終的に今回私が選んだ仕様は、建物のデザインに最も影響が小さいフラッシングにした。
これまで設置してきた薪ストーブの煙突は
1号機と3号機
壁出し煙突で建物が大きい故に壁の横に煙突トップがあるイレギュラーな仕様
2号機
屋根出し煙突で角トップ
4号機
屋根出し煙突のチムニーでコーキングに頼らない三重構造
そして今回増設する薪ストーブは5号機と6号機になり双方フラッシングを予定しています。
フラッシングのイメージ写真
(写真はhttps://hokuou-chokuhan.com/stove/6127.htmlより拝借しました)
新館の普請で建築にどっぷりと一年間関わって分かったのは、結局建物もコーキングを頼らないと防水出来ないこという事です。
2号機の角トップや4号機のチムニーの工事も薪ストーブ屋さんはコーキングを使用していませんが、板金屋さんはコーキングをしっかりと使用していますので、考えようによってはフラッシングで薪ストーブ屋さんがコーキングを使用するのと同じ事のように思います。
これらの事から、フラッシングだけが経年によるコーキングの劣化で雨に弱いという考えは弱くなりました。
そして、以前北欧直販を訪問した際に見せてもらったフラッシングの時に使用するインナー防水シートもフラッシングのイメージを良くしています。
これは以前にも記事にしましたが、写真は直径25cmの煙突にインナー防水シートを取り付けたものですが、きつきつで、これがあるならフラッシング仕様の煙突も水漏れの心配が要らないんじゃないかと思った次第です。
これら二つの理由から「フラッシングだけが雨に弱い」という概念を払拭し、建物の外観に影響の小さいというメリットに着目してフラッシング仕様に決定した次第です。
この記事が煙突の仕様で迷われている人の参考になれば幸いです。
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