建て方三日目の午後の部は小屋裏の組み立てで始まったのだが、これも苦戦を強いられていたようだ。
大勢の大工が集まって作業をしていたが、なかなか終わらなかった。
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この小屋裏は、その空間が重要なのではなく、外観の為に作ると言っても過言でない。
二階の切妻屋根から一段下がって一階の切妻屋根を作るには、どうしてもこの小屋裏の空間が必要だったのである。
反対側の壁には腕木が取り付けられていた。
小さな破風板はこれに取り付けられる。
一階に取り付ける大きな破風板は片方ずつ取り付けると大変なので、先に左右の二枚を合体させてから取り付ける事にしたと聞いた。
午前中に取り付けた二階の破風板で苦戦を強いられたからである。
事前に破風板二枚をボルトで留めて一枚物とした。
正面側と
背面側の一階に小さな破風板の取り付けが無事終了。
一階の大きな破風板の取り付けも無事に完了した。
事前に黒く塗られた化粧垂木も正面側と
背面側共に一階部分の取り付けが完了した。
建て方三日目の午後の部はこれにて閉幕となった。
クレーン車と助っ人で来てもらっていた鳶のお二人は今日でお別れとなった。
又、一週間建て方の勉強をさせてもらった高校四年生で大工班の次男も今日で現場を後にする。
全ての職人さんにお礼の言葉を伝えた。
次男は最後に大工の棟梁からゲートを閉める任務を受けていた。
みなさんお世話になり有難うございました。
建て方の三日間無事終了 完
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