朝、薪ストーブに火を入れて、火が安定するのを待っていると呼び鈴がなった。
「珍しい、誰だろう?」
と思って、玄関を開けると青い作業服を着た男の人が立っていた。
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飛騨数河リゾートでケーブルテレビの工事をしている人だと思ったので、何の用かなと思っていると
「この建物の方ですか?」
と訊かれたので
「そうですが、何か?」
と返すと
「25年間、飛騨数河リゾートで除雪を担当している者ですが、前の融雪ホースの水を止めてもらいたい」
との話なので、理由を確認すると
「別荘の人がみんなこれをされると水が枯れてしまう」
との事だった。
簡単に枯渇するほど水量は豊富でなかった事に驚かされ、それと同時に
「冬季は豪雪地帯の飛騨数河リゾートに出入りする別荘オーナーは少ないはずだが、来ないけども融雪ホースを設置して水出しをする人が増えてきたら、確かに水が枯渇するかもしれない」
などと一瞬で色んな事が頭を巡ったが、そもそも、何故 融雪ホースを設置しているのかと言うと
「冬季に別荘に来ると前の道路を除雪した雪が道の両側に山になっていて、その圧雪された雪を人力で除雪するのは重労働で、冬場に別荘に来るにはこの融雪ホースの水で雪山を融かしたいので止める訳にはいかない」
と押し問答になってしまった。
そこで、
「前の道路を除雪して山になった雪を、車1台分だけ除けてもらえないか?」
と相談したところ
「そういった、個別の除雪はお受けしていない」
と、返ってきたので
「私は一言も私有地の除雪をお願いしていない。前の道路の雪を車一台停めても横を車が通れるようにしてもらいたいと言ってるだけだ」
と補足したところ
「分かりました」
となった。
その後、名刺交換をして
「冬季以外はいつ来るか分かりませんが、冬場は7日~9日以外は来ませんので、その3日間だけ除雪をお願いします」
と1ヶ月の内の3日間だけであることをお伝えした。
その後、融雪ホースは全て撤去した。
災い転じて福となす、そんな話でした。
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