妻に呼ばれて玄関へ向かった。
男性が木を持って来ておられるが、お断りしなければならないような説明だった。
玄関の外で待っておられた男性と一緒に、積み荷を見せてもらうために車に向かった。
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一緒に歩きながら、針葉樹はNGであることを告げると
「松を持ってきたけど、松は駄目だね」
という確認があった。
積み荷とご対面である。
伐りたてとの事だったが、不思議なことに左二本の松の木口から松脂の臭いはあまりなかった。
「こちらは何の木ですか？」
と、右の木の樹種を訊ねたところツゲとの事だった。
「この一本だけ頂戴したいので車で奥まで来て下さい」
とお願いし、私の方は小走りで奥の駐車場へ向かった。
下ろす場所を指示してツゲだけ頂戴した。
せっかく来てもらったのに申し訳ないが、松の木二本を積んだままお帰り頂いた。
「またお願いします」
と声を掛けたが、一言の挨拶もなかった。
頭の中は、荷台にある松の木の処分で一杯だったのかもしれない（笑）。
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