日本のこれまでの薪ストーブ設置パターンは、一階のリビングに大型の薪ストーブを設置して家全体を暖めるというものだったと思うのですが、小型高性能でリーズナブルな薪ストーブの登場で、選択肢が増えたように思う。
その選択肢というのが、一階に一台、二階一台の「一家に二台」の設置プランだ。
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これは我が家の新館に薪ストーブを二台設置して、二階の寝室に設置した小型高性能薪ストーブがあまりにも良かったので、このプランをお勧めしているのですが、既存の住宅のリビングに吹き抜けや階段があるといった間取りの場合は、従来の「一家に一台」プランの方が無難なように思う。
さて、「一家に二台」に話を戻して、
例えば、一家に一台で上の写真の大型薪ストーブターマテックTT22Rを選んだとした場合、薪ストーブ本体価格は38万円+税となるので418,000円になる。
一家に二台プランで、我が家の寝室に入れた小型薪ストーブターマテックTT20BAZICを選択した場合に、薪ストーブ本体価格は19.9万円+税×二台となるので437,800円となる。
本体価格だけでみると約2万円高くなったに過ぎないので、十分に検討する価値はあると思う。
小型薪ストーブの暖房能力を心配される方もおられると思うのですが、実際に使用してみたところ16畳の寝室を難なく暖めてくれるので、最近の建物であれば25畳ぐらいの空間までは心配いらないのではないだろうか。
ここで「一家に二台」体制で考えられるメリットとデメリットを整理してみたいと思う。
メリット
①吹き抜けや階段、廊下などの無駄な空間を暖めなくても良いので、薪の消費が抑えられる
デメリット
⇒ 解決策
①煙突が2本必要になるのでイニシャルコストが高くなる
⇒ 1本の煙突に2台の薪ストーブを接続することができれば解決となる
②薪を2階の部屋まで運ばなければならないので大変
⇒ 家全体を暖める訳ではないので使用する薪の量もたかが知れている
③それぞれの部屋に薪ストーブを設置するための空間を確保
⇒ 鋳物の薪ストーブと違い炉台、炉壁のいらない設計なので離隔距離が短く狭い空間に設置可能(それでも場所の確保が一番難しいと思う)
という事で、一階と二階の部屋にそれぞれ薪ストーブの置き場所を確保する事ができて、煙突もシェアする部屋割りができるようなら、初めて「一家に二台」が実現可能になるように思う。
我が家の新館は 「一家に二台」ですが、残念ながら煙突をシェアする間取りが出来なかったので、それぞれに別の煙突となってしまいました。
なかなかこの話をまとめるのは大変だったのですが、これから家を建てて、薪ストーブライフを始められる方の参考になればという思いで記事にしてみました。
固定観念に囚われず柔軟な思考で「一家に二台」を検討してみて下さい。
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