昨日の話の続きになりますが、人口薪のブリケットについては以前別の観点から記事にしていますので、興味のある方は下に貼っておきますのでご覧になって下さい(笑)。
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さて、いよいよ人口薪のブリケットを実際に焚いてみたいと思いますが、ブリケットをくべる前に、焚き付け材を燃やして熾火を作っておいた。
写真ではあまり熾火が無いように見えますが、扉を開けてしばらくすると炉床の炭が次々と赤くなってきた。
そこにブリケット2個をくべた
程なく着火
全体に火が回ったので給気を絞った
巡航運転にはいりましたが、この時点で、写真では分かりませんがフロントガラスが煤けています。
この現象は長年針葉樹を焚いてきたから分かるのですが、松を焚いたときに起こる現象と似ています。
昨日記事にした通り、ブリケットからは松脂のにおいがしましたが、配合比率は分からないので、広葉樹とミックスされているので大丈夫だろうと勝手に思っていたのですが、実際に使用してみて松の比率が高いように思います。
私は薪ストーブを導入してから長い年月、針葉樹を焚いてきたのですが、現在は松の薪はNGとしています。
その理由は、一般的によく言われている
「油が強くて高温となり、炉が傷む」
からではなく、
「火室に残る黒い煤(松煙)」
にあります。
毎日のように薪ストーブの火室を掃除するのですが、その時に松の煤は非常に軽くて部屋に舞い上がってしまいます。
それが嫌で松の薪はNGとなりました。
このブリックは松100%ではないので、そこまで酷くはないと思いますが、それを思い出させるに十分な配合のように思えましたので、私的にはNGとなります。
その後、火力が弱くなったのでレバーを真ん中にして給気を増やした。
ガラスが反射してブリケットの燃焼の様子が分かり辛いので、フロントドアを開いて撮影。
翌日
ブリケットは見事に燃え尽きていた。
灰の量も「煙と灰が非常に少ない」と謳っているだけあって、少なかった。
フロントガラスを汚した煤は、手ぼうきで掃けばとれるくらいの汚れだったので良かった。
ブリケット普及の鍵
広葉樹よりも多少多めの煤が出るのはノープロブレムだと仮定して、日本でブリケットが普及するかどうかの鍵は、ワンパック10kgが750円(税込み)という値段を、普段薪を購入されている人がどう見るかだと思うのですが、普段薪を購入していない私が辛口の意見を言うならば
ホームセンターの薪の半値が目標
だと思います。
ホームセンターの薪が10kgで700円(税込み)だとしたならば、350円~400円で販売することが出来なければ普及は難しいように思います。
ヨーロッパでブリケットは普及していると聞いていますが、本場で売られている値段も200円~300円くらいと聞いています。
薪のストックスペースが小さいというメリットも魅力的ですが、同じ金額なら本物の薪の方に軍配が上がるのではないでしょうか。
完
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