建築の完了検査も無事に終わり、いよいよ煙突工事となった。
当初、角煙道が屋根の上に少し出てくる工事を予定していたので、小屋裏の角煙道は野地板の約20~30cm手前までしか作っておらず、そこから繋いで屋根の上に出す計画になっていた。
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しかし、直前でフラッシング仕様に変更したので、大工さんの仕事は、屋根を剥ぐって、屋根の上から角煙道を野地板まで繋げる工事になった。
最初からフラッシング仕様で変更なしだったなら、既に野地板まで角煙道が出来ていて、改めて大工さんが来る必要は無かった事になるので、薪ストーブ屋さんが屋根を剥ぐことになる。
しかし、餅屋は餅屋なので、屋根を剥ぐのは大工さんにお願いした方が安心だ。
大工さんは薪ストーブ屋さんが来る前日に、角煙道の工事に入るように段取りをしてくれた。
工事後は当然、水が浸入しないように養生をするつもりだが、屋根を剥ぐった状態が長引いて、万が一の雨漏りが発生すると、せっかく完成した建物に染みが出来てしまうので、そうならないようにとの配慮からだ。
工事は二ヶ所、同時進行で行われた。
私も大工さんが掛けた梯子を上った。
梯子がずれない様に雪止め瓦と雨樋にロープが通してあった。
一階の屋根から更に二階の屋根に上る梯子は、瓦から梯子が外れない為の工夫がされていた。
こういった、さりげない安全の為のノウハウは勉強になる。
棟瓦近くの煙突の方は既に屋根が剥がされて、繋ぎの角煙道も取り付けが済んでいた。
二階の天井から屋根までの角煙道の長さは2.16mだった。
よく見ると、ケイカル板に線が入っているので繋ぎ目が分かる。
この際だから、棟瓦の高さを測ってみたところ約45cmある事が分かった。
もし角煙道を屋根から出す仕様を選択していたら、雨仕舞いの関係で棟瓦の高さプラス20cmを見なければならないので、屋根の高いところで65cm高、屋根の低いところからだと95cm高となって否応なしに目立ってしまう。
屋根から飛び出る角煙道が建物の外観に影響がない、若しくはプラスに影響する場合は目立っても良いのですが、今回は古民家風の建物にマイナスになると判断した為、煙突が目立たないフラッシング仕様の選択となった。
こちらは、棟瓦から1.2mほど離れている煙突になります。
繋ぎ部分の角煙道になります。
この後無事に繋ぎ部分の角煙道は野地板の下に納められた。
所用を済ませて1時間後に現場に戻ると、既にタイベックで養生して、瓦が戻されていた。
大工さん、有難うございました。
つづく
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