来年の五月に廃業すると聞いていた建具屋さんが蔵戸の調整や帯戸、玄関戸などを作り、更に二十数枚の舞良戸の製作にかかってくれていると思っていたら、
「誰かこの仕事を引き受けてくれる人がいないか?」
と言いだした。
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依頼してから一ヶ月以上も経っているのに、今更何を言い出すのかと驚いてしまったが、 かつては数人いた従業員も現在は社長一人に職人一人で、社長が営業で不在の中、重い蔵戸を職人一人で表にしたり裏にしたりと動かしていて、身体がきつく段々嫌になってきたところ、社長が他の仕事も受注してしまい仕事が立て込んできたので、
「誰か?」
となったと説明を受けた。
喜んでもらえればと、廃業の前に沢山の仕事を依頼して有終の美を飾ってもらおうと思っていたのに、感謝の言葉より
「重くて嫌になってきた」
の言葉に、
「プロとしてそれはどうなの?」
と思ってしまった。
それでは、という事で、急遽大工の棟梁が長年付き合っている建具屋さんを紹介してもらうことにした。
舞良戸の鏡板については、廃業される方の建具屋さんから
「何か良い材木がないか?」
という相談を受けていたので銘木店にお聞きしたところ、
「天井材が使えるのではないか?」
という話となったので、見せてもらう事になった。
こういった材木も上を見たらきりがないので、杉材で安くて良い品物を提案してもらった。
過去に作ってもらった舞良戸で私のお気に入りは柾目だったので、柾目の鏡板を求めたところ舞良戸には柾目よりも木目(板目)が良いのではないかという話となり、提案されたのが
提案①
(上)
(中)
(下)
横幅470mm×長さ2000mm×厚さ7~8mmのこの板になります。
天井材なので片面浮造りで、裏面は粗材になります。
(一枚の写真で納まらないので上中下の三枚に分けて撮りました)
一枚3000円(税別)の四枚セット販売だった。
提案②
(上)
(中)
(下)
横幅400mm×長さ2000mm×厚さ7~8mmのこの板になります。
これも天井材なので片面浮造りで、裏面は粗材になります。
(一枚の写真で納まらないので上中下の三枚に分けて撮りました)
一枚2000円(税別)の五枚セット販売でした。
提案②の方は白太が多いのですが、木目が綺麗で私好みかも(笑)。
舞良戸の枚数が多いので、提案①も②も全部買わないといけないかもしれませんが、新規にお付き合いの始まる建具屋さんと相談の上進めていきたいと思います。
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