予定では土台敷きと束・断熱・床敷きに三日間となっていたのですが、その仕事を二日間で仕上げてしまったので、残りの一日は何をするつもりなのか心配になってきた。
クレーン車(レッカー)が来ればする事は沢山あるが、レッカーの手配は明日から三日間のはずである。
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そんな余計な心配をしているところに、朝一でレッカーがやってきた。
明日から三日間の手配をしているレッカーとは別に、半日空いているレッカーが見つかったので急遽お願いして来てもらった、との事だった。

現場に既に運ばれてきている材木は半端ない量なので、明日より始まる建て方では、欲しい材木が下になっていて直ぐに取り出せない状態なので、今日の内にその振り分けをしてしまうと説明を受けた。

材木が次々レッカーで吊り上げられ、現場に割り振られた。

それにしても、すごい量だ。
これら全ての材木を、建物の何処に使うか考えながら加工してきたのだから、よく神経衰弱にならないものだと感心してしまう。

レッカーによる材料配置の一方で、かけやを使って木が組まれ始めた。

それからしばらくして、8m~10mある化粧垂木を支える丸桁が運ばれてきた。
この材木も大物だ。

そして、東北へ引き取りに行った欅は、大工さんに加工してもらって見事な差し物となって現場に届いていた。

大黒柱は明日到着かと思っていたら、もう来ているとの事。
息子がブルーシートをまくって見せてくれた。
これも8m以上ある大物なので、横にある4mの欅が小さく見えてしまう。

大黒柱も届いたので「役者が揃った」と思っていたら、建て方が始まっていた。

今日は大黒柱は建てないと聞いてはいるが、どこまで仕事が進むのだろうか。
レッカーも正午間近なので、そろそろお帰りの時間だ(笑)。

正午までに、ここまで仕事が進んだ。

お昼に現場に並べられている大黒柱のほぞ穴や、そこに挿すほぞの大きさを確認した。
それにしても大きい。

大黒柱が挿さる土台のほぞ穴の奥に欅を小さく切って入れてあると聞いたので、それを撮影。
写真では分かりにくいですが、真ん中のボルトは基礎コンクリートから出ているので、本来ボルトの周りはコンクリートが見えるはずですが、小さな欅が4個入っておりコンクリートが見えないようになっていた。

ポーチの7寸角柱を支える大きな束石になります。
この束石の事を大工さん達は双盤石(そうばんいし)と呼んでいます。
双盤石の下に5cm角の欅が四角に置いてありますが、これはそのままモルタルの下となって見えなくなると説明してもらった。

大黒柱に挿さるほぞを留める欅材の大きな楔(くさび)ですが、これを背中栓と呼ぶと教えてもらいました。
ネットで調べても出てきません(笑)。

他に色々あるので見せてもらった。
左から角栓(小)、角栓(大)、背中栓(小)、背中栓(大)、ダボになります。
午後の部


午後は大工さん全員で三本ある大黒柱の内二本の大黒柱を組む仕事から始まった。
二本の間に差すのは下から、まぐさ、腰大引き、差し物の三本で大仕事です。


人力で、挿す方と挿される方の微妙な高さ調整をしているところになります。

そして、いけるとなったところで大黒柱に当て木をして、かけやで叩いてほぞを挿していきます。

上の写真、かけやをバットの様に振っているのが大工の棟梁になりますが、72歳だと聞いた。
それにしても元気だ。

無事に差し物が挿さったようで、背中栓をトンカチで叩いているところになります。

3時ごろには、室内側に足場が組まれた。
これがないと大黒柱が建たないと聞いています。

4時過ぎですが、今日は少し早めに片付けになりました。

正面玄関です。


黒く塗ってあるのが、ポーチの丸桁を支える下木になります。
今日も午後からは雨の中の仕事になってしまいましたが、みなさんお疲れ様でした。
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