表面を薄く挽いた後に目的の厚みでスライスが始まったように記憶している。
便宜上スライスという言葉を使ったが、薄くはなく、板の厚みは二寸七部なのでセンチに置き換えると8.1cm厚で木挽作業が進められた。
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この板の厚みは40cm以上あるので、5枚はとれる計算になる。
しかし、いよいよという段で製材所の社長と大工さんがテッポウムシの話をしだした。
薪ストーブ愛好家で薪作りをしている人の多くはカミキリムシと闘っていると思うのですが、そのカミキリムシの幼虫の事をテッポウムシと呼ぶようです。
大きな欅材は、大概挽いてみると中はテッポウムシに食われているそうなので、この欅材がどうでるかハラハラドキドキの場面となった。
虫食いだらけだとその材木を撥ねなければならないので、どれだけ希望の材木が確保できるかという風になってくる。
一枚目の板が切り離された。
切り口からは目立った虫食いは無いように見える。
「一枚目クリアー」
と言ったところか。
ベルトコンベアで流れてきた一枚目の板をリフトですくって移動となる。
二枚目の木挽が始まった。
40年乾燥と聞いていた通り十分乾燥していて、木が硬く時々火花が出ていた。木とノコギリの刃しか接していないのに火花が出るのには驚いてしまった。
製材所の社長も
「木が硬いから火花が出る」
と、呟(つぶや)いておられた。
ブログ用にその瞬間をカメラに収めたかったのですが、一瞬なので撮ることは出来なかった。
さあ、二枚目の切り口はどうなるか?
「う~ん残念、ちょっと虫食いが出てきた。」
しかし、木表と木裏に拘らない使い方をするならば、どちらか片面に虫食いが無ければ問題なく使える事になります。
同様に3枚目、4枚目と木挽作業が続けられた。
最後は虫食いなしの綺麗な状態だったので安心した。
つづく
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