大工さんの作業場から車で3分ほどの家で、昨年式台を新調されたところがあるので、よかったら見ていかないかと大工さんから誘われた。
私も嫌いではないので、これはチャンスとばかりに
「喜んで。」
と答えてしまった。
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築120年と言われただろうか、太さが2尺はあるのではないかと思われる太い梁を使った家だった。
富山ではこういった家を「枠の内」づくりと呼びます。
「枠の内」づくりにはお約束の帯戸発見。
引手の金物が大きくて素晴らしかった。
そして、新調した式台を見せてもらった。
厚さ8.5cmの欅材である。横幅は3.6m奥行きは75cmほどだった。
つるつるのピカピカ。
私は無垢材に塗料という組み合わせは好きではないのですが、これは違った。
素晴らしい。
今時、漆は職人さんがいないので難しいと思い、カシューを塗ったのかを確認した。
答えはカシューで正解だった。
木口(こぐち)は黒色だった。
写真でこの素晴らしさが伝わるでしょうか?
木目もご覧の通りの美しさ。
だから、東北から運んできた欅材の木目がつまらなく見えたんだな~と思った。
納得。
しかし、上を見れば切りがないので、運よく安価で手に入った東北の欅を使って式台を作って貰う事にします。
この式台を見るまでは浸透性の自然塗料を使うつもりでいたのですが、カシューの仕上がりが素晴らしい事が分かり、思案のしどころです。
どちらにしようか、楽しみが増えました(笑)。
つづく
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