弟の手が止まり、軽トラの荷台に置いてある工具箱の方へ行ったり来たり。
ガソリン給油、オイル補給までは分かるが、次はソーチェンを研ぎ始めたので、切れなくなったのか?
さっきまでは調子よかったのに、と思いつつ私一人で作業を進めていたところ、研ぎ終わったチェンソーを持って合流。
再度、二人体制になります。
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午前中でさっさと終わらせて、軽トラの荷台に玉を山盛りにして帰ろ~と思っていたのだが、又、手を止めて、今度は話しかけてきたので「何?」と思ったら、チェンソーが切れなくなったとの事。
ソーチェンを見ると何故か真っ黒(写真撮り忘れ)。
ヤスリは4.0ミリと4.8ミリを持参し、弟の使っているリョービのESK-4140は4.8ミリの方なので、太い方で研いだかを確認すると、太い方を使ったとの事。
研ぎ方が下手なんだろうと、私が研いで見せるも、結果は同じく全くダメ。
しょうがない、残っているチェンソー1台で作業を進める事にした。
弟が取り掛かっていた樫の木を切ろうと切り口を見ると、横に邪魔な枝打ちの残りがあったので、それを切ろうとすると、そこにも弟が先に切ろうとした跡がある(上の写真で指差している所)。
同じ切れ目に刃を入れて切り始めると何故か刃が入って行かない。
「?」
何だろう、と思って続けると火花が出てきた。
「あ、これが原因だ」
慌てて作業を中止、ソーチェンンを確認すると、既に切れなくなっていた。
建築廃材の切断で火花が出る事はあるが、今回は樫の原木を枝打ちをしようとしているだけである。
しかし、そこから火花がでて、実際にソーチェンが駄目になっているのだから、にわかには信じられないが、そこに金属か石のような堅い異物が入っているのは間違いない。
樫の木が未だ若くて細いときに家主は釘でも打ったのだろうか?
若しくはそこに石が挟まったのか、その後、樫の木が大きくなって木の幹がその異物を飲み込んでしまったとしか考えられないのである。
チェンソー2台が切れない様では作業続行は不可能と判断し、午前の部は終了し、一旦自宅に戻った。
自宅に戻ってから弟の使っていた重症の方の刃を、デプスゲージも使用して再度研ぎ直したが、残念ながら結果は変わらなかったので諦めてソーチェンを新品に交換する事にした。
もう一台の、私の使っていたリョービのESK-3740は刃を研いで何とか復活したものの、既に刃が小さくて寿命が近づいていた。
その状態で昼食を済ませてから、再度現場に向かった。現場に残っていた樫を一通り玉切りして軽トラに積み込み、問題の異物入りの樫だけは40cmに切らずに80cm長さのまま持ち帰ることにした。
自宅で80cmの樫の木の枝打ちは、問題の場所を避けて2、3cm内側にチェンソーを入れて切断する事にした。
万が一に備え、新しい刃は避けて、私が使用していたケチケチの小さい刃のチェンソーである。
手伝いに出てきた数人が見守る中チェンソーで切断を始めると又、火花がでてしまった。
これで、この刃にトドメめをさされた状態になり、このソーチェンも交換となった。
こっちは交換時期が来ていたので仕方がないとしても、弟の使っていた方はまだ使える状態だったので被害に遭った事になる。
「今回は、タダより高いものはない、みたいだ」
と、呟いたら、それを聞いてた娘が家内に
「いいブログネタができて良かったね」
だって。
被害はありましたが、本日の戦利品の写真になります。
五分の二は広葉樹(樫と柿)、五分の三が針葉樹(松)になります。1.5立米ほどになりました。
結局異物が何だったのか不明のままその部分は大きく離してカットし処分となりました。
後日、焼却炉から異物が出てくるのかも知れない。
完
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